女性マーケットを読み解くライフコース

ライフコースから見えてきた女性の5つの意識

テスト調査結果から出現した5つの意識

生活全般に関する意識についてさらに詳しく分析した結果、女性特有の5つの意識がありました。では、ライフコース別にこれらの意識がどのように変化しているか見てみましょう。

5つの意識に対する各ライフコースのスコアをグラフにしてみました。

5つの意識に対する各ライフコースのスコアをグラフにしてみました。

例えばヒロイン度について見てみると、プラスに作用しているのは、ライフコース1(継続就業型・独身OL)とライフコース9(学生)のみです。特に学生は、まだまだ若さや容姿に自信があるのか、ダントツの高さです。この2つのライフコースが他のライフコースと違うのは、結婚・出産経験がないことです。結婚や出産経験が、周囲の人からチヤホヤされたい、お姫さま扱いされたいという意識を弱めることに何らかの影響を与えているのではないかと考えられます。これは精神的にも、もろくかよわい少女から、肝っ玉精神をもった妻や母としての自覚が芽生えていくことと関係があるのかもしれません。

また、この中でも、ライフコース6は、5つの意識すべてがマイナスに作用しています。ライフコース6は結婚退職後に出産を経験した後、再就職したライフコースですが、年代は50代が45%、職業はパート・アルバイトが60%近くを占めています。仕事と家庭の両立で、他のことに気をまわす余裕がない様子が表れているようです。

このように、ライフコースを軸とした分析では、年代別に分析するよりも意識にばらつきが見られ、実態をより如実にとらえていることが明らかになりました。

ライフコース分析のメリット

ライフコース分析は、消費市場を牽引している女性の意識や実態を現在置かれている境遇からリアルにとらえるので、今まで以上に的確な商品開発や広告展開が可能となります。

また、さまざまなライフイベントにかかわる商品企画に対して、適切なターゲティングと効果的なタイミングを策定することもできます。

さらに、ライフコースを的確にとらえることで、生活者主体の市場分析、すなわちターゲットの生活シーンに直結した商品企画提案、メディア展開が可能となり、コンタクトポイントの分析や商品コラボレーションの提案など、大きなコミュニケーション効果が期待できます。

読売isでは、女性向けマーケティング・コミュニケーションモデル【WisE】を構築するため、テスト調査の10倍の規模で本格的な調査を実施しました。調査は、ライフコースごとの意識やライフスタイル分析のほか、商品群別の関心度、メディア接触実態など多くの項目に及びます。気になる結果は次回から、詳しくリポートしていきます。

●ライフコースのタイプ分類

ライフコースのタイプ分類

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