
それでは次に、この3グループのメディア・広告接触状況をみてみましょう。

独身OLは、通勤や仕事で外出する機会も多いことから「駅・街頭の広告」への接触割合が突出しています。その他、雑誌・パソコンや携帯電話のインターネットへの接触割合も比較的高いようです。一方、再就職ママや専業主婦は、「新聞」や「折込広告」という家庭内で回覧性の高い媒体への接触割合が高くみられました。その他、再就職ママでは「ラジオ」、専業主婦ママでは「フリーペーパー」への接触も比較的高いようです。
各媒体への接触時間帯にも変化がみられました。特に、独身と既婚での生活時間の違いが接触時間帯にも表れているようです。同じ30代女性と言えど、現在のライフコースによって時間の使い方も大きく異なります。各ライフコースの特徴をとらえ、生活シーンを具現化することで、商品ターゲットに効果的なメディア・広告プランニングが可能となります。
例えば、化粧品会社が30代女性を対象としたスキンケア商品を販売する場合、今回ご紹介したWisEのデータを用いて、美意識の高いライフコースをターゲットとして選び、ターゲットに適したメディアプラン・クリエイティブプランを策定することができます。
また、普段の生活実態とのコラボレーションにより、例えば美意識の高い専業主婦がガーデニングへの興味も高い結果が出た場合、雑誌でガーデニングと紫外線防止効果のある商品とのタイアップ記事を掲載したり、花の種プレゼントキャンペーンを付けた折込広告を実施したりというプランが考えられます。


※各時間帯で1割以上の接触割合を示した項目のうち上位3位までを楕円で表記、楕円の大きさは割合を表します。
30代女性のオンナゴコロ、いかがでしたか。女性にとって大きな決断が迫られる30代、ライフコースによって意識の変化も大きく表れていました。彼女たちの心の機微をとらえ、いかに消費行動に結びつけるか。そこに、商品とターゲットとのマーケティング・コミュニケーションが大きな役割を果たすことでしょう。