
“時短レシピ”“時短メイク”。効率の良い時間のつかい方を目指すこの「時短」という言葉は、現在多くの女性たちに受け入れられ活用されています。仕事や家事に追われ、忙しい毎日を過ごす彼女たちにとって、「時間」とはどのようなものなのでしょうか。昨年実施した「生活シーン調査2010」の結果から「時間のつかい方」に関する調査データをご紹介します。

ふだんの生活において「不安に思っていること・不満に思っていること」について38項目の中から複数回答形式で質問したところ、1位は[老後]で約4割が不安だと回答しました。次いで2位が[貯蓄・貯金]、3位が[健康]で、将来に対する不安を感じさせる項目が上位を占めました(図1)。その他には[家計のやりくり・節約]や[食生活]など女性が担うことの多い家事に関する項目が上位にあがりました。
今回のFlabでは、このランキングの中で[1日の時間のつかい方]が8位にランクインしていることに注目。内容としては、「もったいなく過ごしているような気がする」といった自分の時間のつかい方に対する不安や、「やることが多くてイライラする」といった忙しさに対する不満が多くあげられました(図2)。そこには、思い描く理想の生活ができずにモヤモヤする女性たちの“ジレンマ”が垣間見えます。将来を不安に思い「これでいいの?」と立ち止まることがあっても、日々を工夫して過ごそうとする彼女たち。次からは、そんな女性たちをとりまく“時間”の現実と理想に迫ります。
※「東日本大震災」以降、現在はさまざまな点で不安・不満が増加していると想像されます。Flabでは、今後もさまざまな社会的背景が女性の意識・生活に与える影響に注目し、オンナゴコロに迫っていきます。

生活時間に関する20項目について、過去1年間で「増えた時間」「減った時間」といった現状と、「今後増やしたい時間」「今後減らしたい時間」といった理想について質問。最も増えた時間は[(2)早朝・朝に活動する時間]で49.2%、次いで[(17)将来のことを考える時間]が43.1%でした。時間を投資して自分磨きに余念のない女性たちの姿が想像されます。一方で[(1)睡眠の時間]が、減った時間・増やしたい時間の両方でトップ。がんばりやさんな彼女たちですが、[(11)何もしないでのんびりしたり][(6)湯船につかったり]と、どこかで息抜きをしたいというのが本音なのかもしれません。

【出典】WisE「生活シーン調査2010」
調査期間/2010年7月29日~8月3日
調査対象者/東京40km圏に居住する15歳~69歳の女性
有効回収数/2,995サンプル
調査方法/インターネット調査
実査/株式会社インテージ