チラシのすべて

「朝から注文の電話が鳴りっぱなしでした。フライ用のアジを200匹以上さばき、用意していた持ち帰り用パックもなくなりました」新聞折込翌日の嬉しい騒動を話してくれたのは、東急田園都市線「市が尾」駅から徒歩4分のとんかつ店「しろきや とん平」のご主人です。

▲とん平

その日は、テイクアウトへの対応にてんてこ舞で店を開ける余裕がなく、急遽持ち帰りのみの営業に切り替えたほどだったと言います。 新聞折込チラシのきっかけは、常連客である新聞販売店員からのアドバイスでした。新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言により収益は大きく減少。 会食等の予約もゼロになったため売り上げ予測すら立てられず悩んでいた時に、「テイクアウトを始めて、新聞折込広告で宣伝してみたら？」と提案されたのです。「新聞折込チラシって効果があるの？と、正直なところ半信半疑でした」それでも背に腹は変えられません。チラシの制作・印刷・エリア選定を新聞販売店にお任せし、15,000部を配布しました。その宣伝効果は想像以上でした。「びっくりするほどの注文をいただいただけでなく、今まで来店が少なかった駅の反対側のお客様まで来てくれました」

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• テイクアウトがきっかけで、来店やリピーターになったお客様も少なくないそうです。お客様を引きつけたのは、先代から受け継いだ「味」です。「植物油を使って低温で揚げ、軽く柔らかな食感に仕上げています。ご年配の方も食べやすいと思います」とくに自慢の「アジフライ」は、店を引き継いだ時に、新メニュー開発のため神奈川県で一番美味しい食材を探し求めて行き着いた「松輪の黄金アジ」を使用しています。 このアジフライがきっかけで、高齢者のグループも来店されるようになったと言います。「新聞折込チラシによって、地元の幅広い方々にお店を知っていただいただけでなく、お客様の定着にもつながりました。本当に感謝しかありません」
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