Cookie規制下における、DSP広告を活用したWeb施策のご紹介
昨今、デジタルの世界ではトレンドな話題として【Cookie規制】の話を耳にする機会も多くなっていると思います。本記事ではサードパーティCookieの廃止に関する概略やCookie規制下における、CV獲得を向上させるためのDSP広告を活用した当社の取り組みについてご紹介します。
■サードパーティCookieの廃止とは
サードパーティCookieとは、「ユーザーが訪問しているWebサイトとは、異なるドメイン(ホスト)」から発行されるCookieのことです。主に広告の効果計測、リターゲティング広告等々に活用されています。これが昨今の【プライバシー保護】の観点から段階的に廃止の方向性に向かっています。
すでに、Apple(ブラウザSafari)では2017年ごろから規制を強め、2020年には全面的にブロックされる状況となっています。
対して、Google(ブラウザchrome)では対応がAppleに比べて遅れており、廃止の時期を延期しておりますが、とはいってもいずれ対応していく流れは変わりません。
■サードパーティCookieの廃止に伴う広告への影響
ではサードパーティCookieが廃止になるとWeb広告にはどのような影響が出るでしょうか。
例えば
・リターゲティング広告を実施できるボリュームが減少し、獲得単価が悪化する
・広告ターゲティングの精度が低下し、獲得単価が悪化する
・広告成果の収集が困難になり、適正な判断が難しくなる
などの影響が考えられます。
日本においてはChromeとSafariのシェアが4割:6割程度と言われています。当社でも広告主様からリターゲティング広告の数値が悪化し、Web広告の改善に向けた相談を受けることが年々増えています。
■獲得型新規DSP広告の提案
DSPはDemand-Side Platformの略で、広告運用を最適化させたい広告主のためのサービスです。DSP広告では、独自のアルゴリズムで自動学習をおこなうことで、広告効果のパフォーマンスを高めることができます。
DSP広告には、入札単価を抑えて大量に広告を配信し、ターゲットへ当てる確率を高める「マシンガン型配信」と、優れたテクノロジーを活用し、ターゲットを絞り込んで配信する「スナイパー型配信」があります。
特に、「スナイパー型配信」においては、無駄を排除しながら獲得の確率を高めるため、インプレッション単価やクリック率、獲得率が高くなる傾向があります。
広告の配信面においては、GDNやYDAなどのディスプレイ広告もあります。GDNやYDAは、カテゴリを絞って興味を持っていただいた方からクリックされることに重きを置いたCPC課金で配信するのが主流です。一方で、DSP広告は興味関心をもっているユーザー層を絞り込み、より多くの人に広告を出すことに重きを置いた配信となります。このように入札戦略が異なるので、GDNやYDAに加えて、DSPを実施することにより、機会損失を防ぐことができることができます。
クライアント様の課題解決に今回ご紹介したDSP広告の特徴が一致した場合、新規にDSP広告を採用して頂くケースが増えてきています。
最後に、宅配クライアント様におけるDSP配信前後の広告効果の数値変化をまとめた資料をご用意しました。
資料をご希望の方は、以下入力フォームからお申し込みください。