ランディングページ離脱者へのLINEナーチャリング施策事例 【24時間スポーツジム】
昨今、デジタルの世界ではトレンドな話題として【Cookie規制】の話を耳にする機会も多くなっていると思います。Cookie規制は、Web広告におけるリターゲティングの効果低下に影響があります。この点をカバーする施策として、近年よく用いられる手法の1つに「LINEでのナーチャリング(顧客育成)」があります。
本記事では、LINEを活用した顧客育成の新たなアプローチ方法を紹介すると共に、ランディングページ離脱者をLINE内でどのように顧客育成し、リードに転換したかについて、24時間スポーツジムでの事例を交えてご紹介します。
(Cookie廃止の概要については、こちらの記事で詳しく解説しています。リンク:Cookie規制下における、DSP広告を活用したWeb施策のご紹介)
■ランディングページ離脱者へのアプローチ方法
近年のマーケティング活動においては、デジタルを活用して見込客別のアプローチ方法を設計し、商品やサービスの関心度や購入意欲を高め、最終的に購入や申し込みに繋げる導線設計の重要性が高まっています。この一連の活動をナーチャリング(顧客育成)といいます。
Cookieの規制前は、ランディングページからの離脱者に対しては、リターゲティング広告を実施することが鉄板の施策でした。しかし、Cookie規制の影響により、リターゲティングが困難になったため、その代替手法として、「LINEでのナーチャリング施策」および「SMSかご落ち施策」を実施するケースが増えています。
企業のホームページに訪問し、離脱しようとすると、以下のようなバナーが画面に表示されたことはないでしょうか。
これが「LINEでのナーチャリング施策」の入り口となります。このバナーをクリックし友だちになると、以下のようにシナリオ設定された質問が開始され、数問回答すると、回答に合致した提案を行うという流れです。
回答者はシナリオ診断に沿って主体的に回答するため、回答者の条件にマッチした商品やサービスを絞り込むことができます。また、その後の定期配信において、回答者の希望にあわせて、配信内容を出し分けることも可能となります。このような活動を通して、見込客(リード)の商品・サービスへの興味・関心を高め、購入や申し込みに繋げます。
■24時間スポーツジムでの導入の経緯と実際の数値感
当社がお取引している24時間スポーツジムにおいて、Cookie規制によるリターゲティングの精度低下の対応策として、ランディングページからの離脱時にLINEに誘導するデジタル施策をご提案し、採用いただきました。これは前段でもご説明したリターゲティング広告の獲得単価悪化を徐々に実感されていたことが大きな要因です。
導入に当たっては、離脱時に表示するバナーのクリエイティブやLINE誘導後のシナリオの準備が必要となります。導入後は、LINEからの入会状況を見ながら、POPのクリエイティブ変更、LINEのメッセージ配信時間のテスト、配信頻度の調整など、PDCAを行うことが施策の効果を高めるポイントとなります。
このような取り組みを行った結果、現在ではランディングページを離脱した多くのユーザーを、LINE経由で新規会員として獲得することができています。
最後に、LINEのナーチャリング施策を活用した会員獲得の運用成果に関する資料をご用意しています。
ご興味のある方は、以下入力フォームからお申し込みください。