折込チラシデータを活用したデジタルチラシの手法~有店舗集客向けLINE広告実施事例~

有店舗型の企業様には店舗集客の手段として長年「新聞折込広告」を実施頂いておりますが、近年のデジタルシフトの影響もあり、当社のクライアント様の中にも紙媒体とWEB広告を組み合わせた店舗集客を行うケースが出てきております。
その中で、今回は、チラシデータを活用してWEB広告配信を行った事例の中で、日本においてライフラインとなって利用率の高い【LINE広告】を活用した事例を紹介します。
1.LINE広告活用のメリットと活用方法について
1-1 LINE広告とは
LINE広告とは、LINEアプリ(トーク、LINE NEWS、LINE VOOMなど)やその他LINEに関連するサービス(例:LINEマンガなど)に配信される広告です。アプローチできるユーザーが圧倒的に多いということや、年代にばらつきが少ないといった特徴があります。ここではLINE広告の概略について解説いたします。
1-2 LINE広告のメリット
① 圧倒的なユーザーボリューム、リーチ力
LINEのユーザー数は9,700万人(2024年3月時点)にのぼり、高い利用率で、幅広い年齢層に利用されています。コミュニケーションツールとしてライフライン化しており他媒体ではリーチが難しいユーザー層へのアプローチも可能な点が特徴です。また、毎日LINEを使うユーザーの割合が高く、「アクティブ率の高さ」も特長です。
例えば、Instagramであればメインの年代層が20~40歳代、Facebookであれば40~50歳代と年代に一定の偏りがありますが、LINEは老若男女問わずスマホを持っている=LINEを入れているといっても過言でないくらい利用率が高いです。その為、他のSNS広告や他の媒体でリーチできない層も網羅的にカバーが可能です。
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
② 配信面のブランドセーフティ
LINE広告は、掲載される面がLINEアプリと関連するファミリーアプリが中心になることから、昨今問題になっている広告主様のブランドセーフティの観点からも非常にメリットがあります。ディスプレイ広告やDSPの中には広告主様のイメージを毀損するようなサイト、アプリへの掲出がされているケースもあり、その点の心配が低いということはメリットとなります。
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
③ 配信ターゲティングの精度の高さと豊富さ
コミュニケーションアプリとして浸透しているLINEならではの豊富なターゲティング、及びその精度の高さも特徴です。LINE登録時にユーザーが登録した情報及び、LINE内コンテンツの閲覧状況や広告接触状況、LINE公式アカウントとの友だち傾向、LINEに関連する決済状況、購買状況など多岐にわたる「みなし属性」の活用が可能です。また、LINEの登録メールアドレスや電話番号と顧客情報を紐づけるなどの配信手法も可能です。また、次のメリットポイントでも記載しますが、LINE公式アカウントとの連携が可能な点もポイントで、友だち属性を活用したターゲティングも可能となります。
また、有店舗型の広告主様には必須の【エリアセグメント】ですが、「市区町村指定」及び「半径指定(1km~)」にて設定が可能です。また、位置情報の種別としては「この地域に住んでいる(=居住者)」「この地域で働いている(=勤務者)」「この地域に最近いた人(=来街者)」の選択が可能で、店舗の立地によって細かな設定ができます。
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
④ LINE公式アカウントとの連携
LINE広告のメリットとして見逃せないのが、LINE公式アカウントとの連動です。LINEならではの広告課金形態「友だち追加課金型(CPF課金)」を活用して、友だちを獲得することで、その後の継続的なコミュニケーション、アプローチが可能です。LINE公式アカウントは今や「新規顧客の育成」「既存顧客のCRM」様々な領域で活用可能となっており、それらのデータを広告配信にも活用できる点も強みとなります。
1-3 LINE広告の課金形態
LINE広告の課金形態には以下があります。
① クリック課金(CPC)
ユーザーが広告バナーをクリックしてリンク先のページ(ランディングページ)に遷移した場合に課金されます。
② インプレッション課金(CPM)
ユーザーが見ている画面上で広告が完全に表示された場合に課金されます。CPMはCost Per Mileの略称で、広告が1,000回表示されるごとの費用です。
③ 友だち追加課金(CPF)
CPFとはCost Per Friendsの略称となります。LINE広告では、LINE公式アカウントの友だちを集めることが可能で、追加数に応じて課金がされる形態です。
1-4 LINE広告の入札方法
1-3で記載した課金形態は運用の際の目的によってどの課金形態が活用可能か決まります。以下は参考として入札方法と最低単価をまとめた表となります。
出典:LINEヤフー株式会社媒体資料(2024年4月〜9月)
1-5 LINE広告の配信面
LINE広告のメリットの箇所で「ブランドセーフティ」について記載いたしましたが、具体的な掲載面の例を紹介します。ここでは代表的な3つの配信面を記載します。
① トーク面
LINEアプリのトーク一覧の最上部に表示されます。トークはLINEユーザーがメインで使用する機能であり、アクティブ性が最も高い配信面であるため、こちらへの配信では多くの露出を狙うことが可能です。
② NEWS面
LINEアプリのニュースタブのトップページや記事一覧ページに掲載されます。LINE NEWSのユーザーは月間7700万UUにも及んでおり、且つ購入意欲が高い傾向にあり、新商品情報や即時性のあるコンテンツのプロモーションに有効です。トーク面とは異なり、バナーサイズがスクエア型の大きいサイズで掲載される面もあり、トーク面で露出された広告に接触後、詳細な興味を引くクリエイティブでクリックを誘引する運用に最適です。
③ VOOM面
LINEアプリのVOOMタブ内に配信されます。こちらは動画が多く掲載されたり、企業の公式アカウントの懸賞投稿が反映されるなど、お得な情報や動画コンテンツに興味があるユーザーが活用しており、その特徴から女性の接触が多い面となっております。
1-6 LINE広告実施に必要な準備
LINE広告実施にあたっては「LINE公式アカウント」が必要となります。公式アカウントには「未認証アカウント」「認証済アカウント」「プレミアムアカウント」があり、未認証アカウントであればすぐに取得が可能です。ただし、友だち追加課金(CPF課金)を実施する場合は、認証済以上のアカウントが必要となります。アカウント取得方法が不明な広告主様については弊社でサポートいたします。
1-7 LINE広告まとめ
ここまでLINE広告の概略、特徴、メリットについて記載いたしました。LINE広告は【圧倒的なリーチ】【配信面のセーフティさ】【ターゲティングの細やかさ】が特徴であり、有店舗型の広告主様にとってもその特徴を活かして店舗商圏に訴求することはメリットがあると考えております。次に、この特徴と、弊社ならではの折込チラシを活用した「縦型チラシ」を組み合わせて配信するギミックを紹介します。
2.折込チラシデータを活用した「縦型チラシ」LP
有店舗型の広告主様の中には、デジタル広告にチャレンジしたいがバナークリック後の遷移先が準備できていないという広告主様も多くいらっしゃると思います。
そういったニーズにお応えするのが弊社の「縦型チラシ」となります。
ギミックは簡単で、チラシのaiデータを共有頂くことで、スマートフォンで閲覧するのに最適な形に変換をいたします。
【縦型チラシの表示イメージ】
このギミックを活用すれば、WEB上に最適な広告遷移先がない広告主様や、チラシと連動したデジタル広告をタイムリーに行いたい広告主様のニーズに対応が可能で、特に、【流通業様】や【フィットネスジム様】など店舗商圏が限られている広告主様でご好評を頂いております。
読売ISグループならではの「縦型チラシ」とライフライン化している「LINE広告」を組み合わせて、店舗集客の最大化が可能です。
※当社ではLINE広告に限らないデジタル広告も可能です。
以下のフォームをご入力いただくと、これらを組み合わせた実施事例の数値感をダウンロードいただけます。この機会にぜひご覧ください。
【事例概要】
大手流通グループの量販店で、当初はオープン店舗等で媒体テスト。その後徐々に実施店舗を増やして、最終的には全店舗実施にまで至った事例となります。